LinuxへのTeX Liveインストール¶
幾つかのディストリビューションでは、システムのパッケージマネージャから TeX Live のインストールを行うことができます。TeX Liveは巨大なパッケージ群なので、用途に合わせて幾つかに分割したパッケージがあります。ここでは、日本語用のLaTeXである pLaTeX 系を使うためのパッケージを紹介しています。
Debian/GNU Linux 10.0 (buster)¶
Debian/GNU Linux 10.0 (buster) では TeX Live 2018 がパッケージングされているため、 apt-get コマンド経由で TeX Live をインストールすることができます。
$ sudo apt-get install texlive-latex-recommended \
texlive-latex-extra \
texlive-fonts-recommended \
texlive-fonts-extra \
texlive-lang-japanese \
texlive-lang-cjk
Ubuntu 18.04 (bionic)¶
Ubuntu 18.04 (bionic) では TeX Live 2017 がパッケージングされているため、 apt-get コマンド経由で TeX Live をインストールすることができます。
$ sudo apt-get install texlive-latex-recommended \
texlive-latex-extra \
texlive-fonts-recommended \
texlive-fonts-extra \
texlive-lang-japanese \
texlive-lang-cjk
注釈
TeXのパッケージ関連で「○○がない」というエラーが出たら
多くの場合、フルパッケージの TeX Live を入れると必要なものが入ります。ただし、4GiB以上の容量を必要とします。インストール先のストレージ容量に余裕があれば、フル版を入れることを検討してください。 Debian/Ubuntu系であれば以下のようになります。
$ sudo apt-get install texlive-full
とはいえ、細かいTeXのパッケージのチューニングが必要となる場合、システムのパッケージマネージャを用いず、isoやネットワークインストールを用いるべきです。 TeX Liveのドキュメント(https://www.tug.org/texlive/doc/texlive-ja/texlive-ja.pdf)を参照してください。